<< ミツオ君物語 その | main | ミツオ君物語 その >>

ミツオ君物語 その

翌日会ったのはYと言う副編集長、年は10歳ほど上か 言葉使いも身振りも東北を感じさせた もう既にポジは何枚か切り取ってあり、「これを8ぺ−ジで使わせてもらうよ」
と残りにフィルムを僕の方に滑らせてきた。
「エッ!これを僕が持っていたら他に売ってしまうかも知れませんよ」
「君が自費で撮って来たもんだ どうしようと君の勝手だ」恐ろしくクールだ、その後一年ほどこのYさんと仕事する事になった。
のだが彼は酒乱の気があり後に大喧嘩する事になる。
最後の入稿を済ませて、これでこの会社ともお別れか、、、としょんぼり玄関を出るとミツオ君とバッタリ、しょぼくれた理由を話すと「じゃあ 俺の所に来ればいいじゃん」

おいおい本気かよ、あのなあ 上司とトラブッタ下請けを使えば 更迭か出向させられるんじゃないのか。
いや これは池井戸小説の 読みすぎかも知れないんだが。
ケロッとこんなセリフをはくとは 上司の意向なんてまるで気にしていないような表情と素振、気に入った、この男なら面白い仕事が出来そうだ。
その後何回か仕事をして順調だった。
次の撮影打ち合わせは、校了が終わった編集部室の彼のデスク、部屋にはほとんど無人状態、あわただしい靴音がして40がらみの男がとびこんできた。
「ミツオ君 河合さんていうカメラマンを紹介して欲しいんだけど」とその男、ミツオ君少し考えるふう、
「いいけどさあ 彼は気難しいよ まあよく言えば芸術家肌だな、、、な」と話をオレに振る、
「うん 見栄っ張りで自尊心が強いっていう噂だからなあ」と合せる
「カメラマンは皆そうだよ そんなの気にしないよ、だからたのむよ」
ミツオ君徐に「じゃあ いいか!こちらが河合さん そしてこちらがポケットパンチ副編の金森さん」

とぼけた男である。
                         続く







スポンサーサイト

  • 2018.09.24 Monday
  • -
  • 21:45
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
calendar
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2018 >>
sponsored links
商用写真 1000の微笑
日本人女性360人分の笑顔写真あります。全写真、河合孝雄による撮影。イベント用の巨大写真、ウェブ用の広告写真などに使用したい方はご連絡ください。 http://www.studiok-2.com/smiles.htm
selected entries
archives
recent comment
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM